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頭痛と噛み合わせ
噛み合わせの悪い状態からくる症状の中で一番よく現れるものとして、頭痛があげられます。
頭痛の起こりやすい個所は偏頭痛(右または左頭から首にかけて)や、後頭部痛(後頭部が重く、ボーッとした感じがする)で、医科を受診しても原因が見当たらないなどといわれることが多く、肩こり、首こりなどをともなっている場合があります。
このような頭痛の原因は、左右のあごの関節の異常な運動にあり、特に片噛みをしている場合に多くみられます。
また、左右どちらかで噛むくせがある場合、毎日の咀嚼習慣により、噛みぐせのある側の噛む面のすり減りが起こり、必然的に、左右の高さにズレが生じてきます。
そのあたりから左右および前後の頭の位置のズレが生じ、そのズレで自然に頭を支えようとする筋肉の緊張が生じるのです。
その緊張が持続することにより筋緊張性頭痛が発生し、筋肉の肩こりや首こりが発生することになるのです。
また噛みぐせは、左右だけでなく右奥歯(大臼歯部)と左手前(犬歯、小臼歯部)などというように不定に噛むくせがある場合、右、左と頭痛の位置が定まらず、頭や首と広域に発生することも多いのです。
長年原因不明の頭痛でお悩みの方はお問合せください。
対象とする頭痛
咬合関連による片頭痛・緊張型頭痛
治療対象
歯科的所見として、不正咬合,病的咬合異常、およびそれらに起因する顔面頭蓋頸部の筋圧痛などがあり,さらに下記条件をほぼ満たした一次性頭痛が咬合治療対象者となります.
1.医科での精密検査で問題がない
2.長期に及ぶ頭痛を有する
3.頭痛薬を長期服用または常備
4.何とか治したいと歯科治療に期待され来院された方
※頭痛薬以外に、何か薬を服用されている場合には必ず病名および薬名を申し出てください。